クレペリン検査
どんな検査か?
一桁の足し算を1分毎に行を変えながら、前半と後半で各15分ずつ、合計30分行います。
現在年間100万人、60年以上の歴史の中で累計5千万人以上の人々が受検している、最もポピュラーな適性検査です。
どんなことがわかるか?
通常、「知能」や「性格」を測るためには、2つ以上の検査の実施が必要となりますが、内田クレペリン検査はその「能力面の特徴(知能)」「行動面の特徴(性格)」の両方をまとめて測ることができます。
課題や設問に答えるという検査ではないため、受検者が意図的に結果を操作しにくいという特徴もあります。
また、言語の制約が無いため、日本人とスリランカ人とを全く同じ基準で判定することができます。
どのように使われているか?
- 採用の場面で検査を導入し、面接だけでは見抜けない特徴を知ることができ、総合的に判断することができます。
- 応募者の特長を知ることができるため、採用後の配置や指導にも役立ちます。
- 数字の足し算しかシませんので、日本人とスリランカ人が全く同じ検査を受検することができ、完全管理や品質向上にも役立ちます。
導入企業は?
- 製造業
太田技術研究所、富士フィルム、大日本印刷、JFEスチール、三菱重工、トヨタ自動車、セイコー・エプソンほか - 卸売・小売、飲食業
三越伊勢丹、すかいらーく、生活協同組合(コープ)ほか - 金融・保険業
三菱UFJ信託銀行、岡崎信用金庫、中南信用金庫ほか - サービス業ほか
綜合警備保障、アマゾンジャパン・ロジスティクス、ヤマト運輸、鴻池運輸、神奈川中央交通(外国人技能実習生)ほか - 外国
タイでは高速鉄道BTSでも安全管理のために使用されています。
判断のポイントは?
受検者が作業中に、「意思緊張」「興奮」「慣れ・練習」「休憩」の影響をコントロールした結果、ギザギザの形になります。このように、作業負荷がかかったとき、受検者の作業量と能力のコントロールの傾向を知ることができます。
足し算の出来高(=作業量)、能力のコントロールの傾向(=グラフの形)の二軸を当てはめたものが下図のようになります。
総合評価における人材構成(人材マップ)
こちらが縦が作業量の大きさ、横が、平均作業曲線からの乖離を表しています。上段であるほど、作業量が多く、横軸の右へ行けばいくほど、平均作業曲線からの乖離を表しています。左上に位置する人、作業量が多く、作業曲線も平均的であるため、能力が高く、様々な仕事に適応できる可能性が高いといえます。下に行くと、仕事のスピードはゆっくりになり、複雑な仕事への適応は難しくなります。
先程見た、作業曲線が平均と大きく乖離している事故を起こす可能性がある人などは、右寄りに位置して、コントロールやコンディションに問題があるといえます。
このように視覚的に、誰がどの位置にいるのか、ということが把握できます。
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